2023/11/15 22:34
たまに原材料が無農薬栽培だからヘルシーとか体に優しいとか言われますが、何と答えたら良いのか分かりません。
その件や地産地消などの件でテレビや雑誌の取材申し込みやコラボで売りませんか!、などの問い合わせがありますが、たまたま無農薬栽培農家の人達と仲が良く畑仕事に興味がありその畑で遊ばせてもらってるだけで、オーガニック信者でも崇高な志を持ったオジサンでもないので全てお断りしております。
特にテレビ取材は一人仕事なのに放映後はいきなりドッカーンと来られ、定休日でも自宅のピンポン押してこられたり、などなどもう懲り懲りなので全てお断りしております。
私を始め、この世に生まれて来た生き物はいずれ必ずあの世へ行きます。
私の祖母は大手メーカーのパンや菓子を食べていましたが、101歳までボケもせず大病もせずに大往生しました。
なので何が体に良いとか悪いと優しいとか、医者でも神様でもないので正直分かりません。
反対に体に優しいとか言って物売りしてる所は信用しません。
一言だけ言えるのは、自分の食べたい物を自分の身体の感覚と気分で食べたいだけ食べ、飲みたいだけ飲むのが一番ハッピーだと思います。
一億人いれば一億通りの体質があります。
自分で感じる身体の感覚を大切にしてください。
わたし個人は、イーストや白神こだま酵母などの既成酵母を使った柔らかいパン、うどん、ラーメンを食べるといつまでも自分の胃袋にあって食後は不快な思いをしてました。
昔たまたまフランスで食べた表面はガチガチで中身が茶色いパンは食べた後は一定の時間が経つと胃袋からいなくなりました。
その謎を解く為にいろいろ自分で勉強して、自分で人体実験する為に毎年フランスに行って地方を旅しながらカンパーニュというパンとチーズとワインを買って食べていました。
でも後半はさすがにパンに飽きて、パリのソルボンヌ大学生近くの中華料理店でチャーハン食べると、何故かホッとしてました。笑
パリ市内でも地方の街でも必ず薪で火を焚いた石窯でゴリゴリのパンを焼く店があります。
何度も行くと、オレもいずれあんなゴッツイの焼いてみたい!と思うようになりました。
単なる憧れです。
が、おかげさまでもう直ぐ薪窯ベーカーとして移転オープンして11周年を迎えます。
おかげさまで何とか続いています。
勝手気ままな独り者で、後継者はいないし欲しいとも思わないので、この薪窯ベーカーkabochaは私の代で終わりです。
今年で同級生達は第一次定年退職を迎えます。
今年は中年最後の年で、来年の正月明けて誕生日が来ると遂に老人です!笑
とりあえず身体は元気なので、まだまだ続きます。